羽子板


羽子板

羽子板
羽根突きの羽根の飛ぶ様がトンボに似ていることから、蚊が病気を媒介することを認識していた昔の人々は、羽根をトンボに見立てました。そのことから蚊はトンボを恐れ、ひいては子供が蚊に刺されないという厄除けのまじないとして、正月に羽根突きを行なっていました。

また羽根突きの玉には、板で突いたときの音が良いということから「ムクロジ」という木の黒くて固い種子が用いられています。「ムクロジ」は「無患子」と書き、「子供が患わ無い」ようにとの意味が含まれています。

江戸時代には、羽根突きの板に現在の原形ともいえる歌舞伎役者の舞台姿を押絵で仕上げて取り付けた飾り羽子板が登場し、人気は高まり、急速に普及していきました。

昭和期に入ると美人画が多く描かれるようになり、衣装もあでやかに、華やかになっていきました。また、ケース入りの羽子板が登場し、女児の初正月の飾り物として広く用いられるようになりました。

このように羽子板は正月の羽根突きの遊び道具・贈り物・飾り物という用途に加えて、女児の初正月を祝い、邪気をはね除け美しく無事成長することを願うための大切な飾りとなっています。

羽子板の店内展示販売

店内では11月上旬~年末まで羽子板の展示販売を行なっています。店内には多数展示してありますので、ぜひご来店下さい。
 
     






市川光玉人形工房|雛人形・五月人形

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